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映画『日本海大海戦 海ゆかば』を 失礼ながら哂う
 ※ いやぁーー・・・。東映映画。舛田利雄監督作品『日本海大海戦 海ゆかば』(昭和58(1983)年)を見ましたよ。うーん・・。なんて言いましょうか・・もう哂うしかないような・・可哀相な・・誰が可哀相って、役者が。いやコレ、脚本を読んでから出演OKしたんでしょうか?・・後悔ないのかなって。ホントに失礼にもほどがあるような酷評になりましたが。そんなに酷いなら見なきゃいいのにって?

 それがね。あまりに突出していて、最後まで目が離せなかったっていう・・。(笑)

 ヘッドホンしてまでしっかり見てしまいましたよ。ある意味で非常に面白かったです。まぁ、お金払って見たとしたら腹も立てただろうし悔やみもしたでしょうが。もし左翼映画の博物館があるならぜひともこの作品を置きたいなと思いました。ただし末席にですがね。あまりに表現がヘタ(モロ)なので。

 タイトルの日本海大海戦でもうお判りでしょうが、コレ日露戦争の話です。東郷平八郎元帥、あの有名なT字戦法でバルチック艦隊を撃滅完勝した海戦ですが、この映画にそんな勇壮かつ誇り高い描写は全くありません。海戦そのものは話の中心にはなく、それは端っこに追いやって・・・主人公の青年兵(軍楽隊)を取り巻く群像・・とはいうものの・・あまりの・・。

 ちょっとネタバレになりますが。あまりにスバラシイセンスノセリフをちょこっと。


○主人公の恋人(娼婦)との痴話ゲンカのシーンで

女「・・・立派に死んで魚のエサにでもなっておいで!」

○ある兵が飼っているネズミの名前が「ネズミ大明神」

兵「ここがどこだかわかるか?(ニヤニヤ)この浴室が死体置き場になるんじゃ(ニヤニヤ)」(生死の)「・・運勢を見てやる(ニヤニヤ)」

○主人公の上官が酔っ払って泣きながら死ぬのが恐いと暴れている

上官 「弾薬庫に火つけて、軍艦なんかぶっとばしてやる!」

○死ぬのを恐がる上官に、主人公が

主人公「国や海軍のために戦うんじゃねえがぁ・・ほんとは田んぼや畑を買うお金のために戦う、それが立派な男というもんだ・・」「国のためでも海軍のためでもねえ、オレは音楽のために命を張る。そして音楽家として死んでゆく。そう決めたら死ぬことなんて恐くなくなった」
  
○戦闘に入る前に好きなものを好きなだけ食えと言われて

兵「うまいもんたらふく食ってあっさり死んだらええんや!」


 海軍の規律はめちゃくちゃ。高利貸しまがいの上官の命令で金の取立てに使われた部下は相手に怒鳴られ殴られ。陸でも艦内でも何かと怒鳴り合い殴り合いのケンカシーンを乱発。東郷元帥に最後の演奏をさせろと直談判する主人公。許可されて演奏した曲がドボルザークの「新世界」。激しい戦闘で三笠はボロボロ。死体とうめく負傷兵のズームアップ長写し。海水のしぶきを浴びながらトランペットで哀しげなバラードをゆったり吹く主人公。勝利の描写は数秒だけで、エンディングにやっと「海ゆかば」が流れるも、すぐにトランペットのバラードでエンドロール。

 映画の中で軍楽隊による演奏のシーンがたっぷりあるのですが、場違いな曲ばかりでアレンジも時代にそぐわない。映画と音楽が全く一致しない。映画抜きで演奏会のつもりで聴けば素晴らしいのですがね。(「ドナウ河のさざなみ」とか)

 これまで色んな戦争映画を見てきましたが、これほど表現に品もセンスも無い映画は初めてでしたよ。そんでもって、もう一回見ようかなって・・不思議な魅力が・・。いやぁーー、映画って、面白いですね!


 で。これずっと残るんですよね。DVDにもなってるし。ありゃー。(赤面)


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テーマ:雑記 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2008/01/22 13:50】 | 【映画・記録映像・動画】 | トラックバック(0) | コメント(3)
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コメント
僕もタイトルに惹かれてこの映画を観ましたが、さすがに最後まで観るのは無理でした・・・。
【2008/01/23 01:36】 URL | spiral #l7AT0Hcg[ 編集]
そんないい題名がついているのに内容がそれではたまりませんね。
日露戦争については映画『明治天皇と日露大戦争』があります。これはたいへん良かったです。
【2008/01/23 08:36】 URL | さくらこ #-[ 編集]
spiral様

私もタイトルにつられたんですが・・びっくりするほど素っ頓狂な場面やセリフが続くので途中でヘッドホンをつけて再度最初から念入りに見てみました。(笑)

さくらこ様

このタイトルは詐欺ですね。(笑)
『明治天皇と日露大戦争』でお口直ししたかったのですが録画してなくて・・。初めて観たのは遊就館でしたが、やはりこれが一番よろしいようですね。よーし今度は必ず録画しよう。
【2008/01/24 06:17】 URL | 娑婆妥場 #3.a9MHK6[ 編集]
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日本の近現代史の中から、主に感動エピソードを拾い集めてみたい。ゆっくりゆっくりですが。個人的には備忘録(メモ)のつもりです。

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この道を、どんな日本人が歩いていたんだろうと、ついつい想いを巡らせてしまう今日この頃です。
いろんな感動エピソードに出会ったけれど、記憶力が悪く片っ端から薄れてしまうので、思い切ってブログに挑戦することにしましたとさ。

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