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『ALWAYS 三丁目の夕日』
ALWAYS 三丁目の夕日

 ※ 機会さえあれば何度でも観たくなる映画。もう10回くらいは観たかな。でもこの映画を観ていると寂しくなっちゃうんですね。もう戻らないあの頃。

ALWAYS 三丁目の夕日

 路面電車、ちんちん電車って呼んでましたね。音が聞こえてきます。ミゼット、オート三輪、ときどき田んぼに落っこちてましたね。たまにしか車が通らなかったからかな、排気ガスの残り香が好きで深呼吸してた。今じゃ考えられないですね。

 この映画を見ると、いろんなことを想い出してしまい、同時に今の日本を想い泣けてきます。何で涙が出るのか複雑過ぎて・・・。

 かといって同じシーンで同じように大笑いしてしまう。あー、いたいた、こんな人いたよ、とか。タバコを買うシーンを見て「お笑い三人組」を想い出し、猫八や小金馬、もうひとり馬面の講談師、そしてタバコ屋の看板婆ちゃんのスゴイだみ声が聞こえてくる。映画では“しんせい”を買うのだが筆者には父の好きだった“いこい”が見える。

 お兄ちゃんといっしょに作ったゴム稼動の飛行機。あんなにふわ~っと飛ばないよ、シャーっと飛んだよ、やっぱり映画だなとか。そういや割り箸でゴム鉄砲作ったな、竹鉄砲に新聞紙を噛んで丸めた玉込めて、ポンーっと撃ったな、とか。

 映画に集中するというより、そんなこんながうわーっといっしょくたになって脳裏を駆け巡る。合間に(安倍さんも好きだって言ってた)とか思い出すともう現状が情けなくなるやらで、わけの分からない涙があふれてくる。

 続編が公開されるんですね、楽しみです。映画館で観る度胸はありませんが。(笑)

 「もはや戦後ではない」と云われたあの時代。まだまだ誰もが戦争の傷を抱えていた。アクマ先生が酔いつぶれて空襲で亡くした妻と娘の夢を見るシーン。独りで陽気に振舞うタバコ屋のおばちゃん。たまらなく辛いですね。でもみんな強く生きようと頑張ってた。

 口減らしに家を出されたと思い込むロクちゃん。鈴木オートの父さんはでっかい夢を持っている。

 「いつかでっかいビルヂングだってできる!」

 「ところがね、建ち過ぎて人の心が荒んでしまってどうにもなりません」と、つい声が。画面の向こうとこちらの境が外れることしばしばです。

 最後のシーン。夕日に浮ぶ風景の中をミゼットが走る。その時、恐ろしいことを想像してしまった。

 こんなダメな日本、もう一度焼けてしまえばいいんだ。

 ほんの一瞬ですが妄想してしまいました。ここまで落ちると一からやり直してもらいたくなってしまう。やり直せるものならば喜んで犠牲になるよ、と思った。でも、それが現実ならば、日本の終わりなんですね。だから一瞬だけ。一瞬だけで目が覚めた。

 さあ、ロクちゃんたちに笑われないよう頑張ろう。明日は明日の風が吹くー。あのシュークリームだって、いくらでも食べられる時代になったんだ、ビルヂングだっていっぱい建ってる。肝心の日本人がへこたれちゃいけないね。じゃなきゃ、

 「ショーユ飲んで死んじまえ!」



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テーマ:雑記 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/11/03 06:19】 | 【映画・記録映像・動画】 | トラックバック(0) | コメント(4)
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コメント
自分のブログを、竹久夢二の「早く昔になればよい」という言葉で締めくくって、こちらに来たらこの記事でびっくりしてしまいました。

私もこの映画好きです。私の知っている東京よりはちょっと古いけど、でもちんちん電車や、舗装されていない土の道や、駄菓子屋は、記憶にあります。
鈴木オート(でしたっけ?)みたいなお父さん、今はなかなかいないですよね。
この映画がヒットして、『国家の品格』がベストセラーになって、大勢の国民が「美しい国」を目指していたと思っていたのに、幻想だったのかな・・・?そう考えると悲しくなりますね。
【2007/11/03 20:39】 URL | milesta #S4B2tY/g[ 編集]
初めまして
路面電車は写真の菊屋だかへ行くときに、池袋から大塚方面行きのに何回か乗ったことがあります。この当時高層建築物といえば東京タワーぐらいなもので、霞ヶ関ビルもまだなかった当時だと記憶しています。

戦後の日本はストッキングと女性が強くなったといわれ、男性諸兄の肩身ばかりか寿命まで縮まっていくようです。
また、人間同士の殺伐とした関係に、昔はよかったなどとついつい言いたくなってしまいたくなります。
たかだた10万以下の金のために関係のない人間を平気で殺したり、我が子を見殺しにしてしまう碌でもない奴らには、
それこそ「醤油でも飲んで死んでしまえ」とか「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ」とも言いたくなってしまいます。

「三丁目の夕日」は単なるノスタルジーへの回顧ではなく、こういう日本に戻してほしいという願いにも通じる映画ではないでしょうか・・・

トラックバックさせていただきたいと思いますので、宜しくお願いします。
【2007/11/03 23:27】 URL | dorunkon #hdScUxTA[ 編集]
milesta様

さきほどリンク先を見てきました。夢二の詩の そのままですね・・。
>幼年の頃をおもふことによりて、わづかに詩を感ず

「早く昔になればよいのに」
あれはけして幻想なんかじゃない
確かに流れは変わったと思います。
今はちょっと魔がさしているというか
あちらの勢力の断末魔というか
いったん流れ出すとよどむ事はあっても止められやしません。
その水が涸れないかぎりは!涸れさすものか!ですよ^^
【2007/11/04 07:22】 URL | 娑婆妥場(管理人) #3.a9MHK6[ 編集]
dorunkon様

ありがとうございます。
おっしゃるとおりです。単なるノスタルジーとして片付けられたくなんかない。
はっきり覚えているだけに 口惜しくてたまりませんね。
うーえをむうーいて~♪
私も よく歌いましたし、今でも歌います^^
【2007/11/04 07:38】 URL | 娑婆妥場(管理人) #3.a9MHK6[ 編集]
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日本の近現代史の中から、主に感動エピソードを拾い集めてみたい。ゆっくりゆっくりですが。個人的には備忘録(メモ)のつもりです。

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この道を、どんな日本人が歩いていたんだろうと、ついつい想いを巡らせてしまう今日この頃です。
いろんな感動エピソードに出会ったけれど、記憶力が悪く片っ端から薄れてしまうので、思い切ってブログに挑戦することにしましたとさ。

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