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亡命チベット人2世 タシィ・ツゥリンさん 釈放記者会見
チベット国旗 ※ 長野聖火リレーで逮捕拘留されていた亡命チベット人2世のタシィ・ツゥリンさんが、先週金曜日(5/16)、20日ぶりに釈放されました。威力業務妨害罪では最高額の50万円の罰金刑を受けたということです。異常ですね。

 拘留期間が長期に及んだことについては、胡 錦濤の来日に配慮した政治判断であったのだろうとのこと。極論として裏の裏を返せば、タシィさんの身辺保護のためとも考えられますが、50万円の罰金となると、うーん・・・、やはり異常であるとしか思えません。

 タシィさんの拘留期間が長引くにつれ、一部で「中国に引き渡されるかもしれない」との情報も流れ仰天しましたが、やはりデマだったようで釈放のニュースにとりあえず安堵しました。しかしタシィさん、ずいぶん痩せてしまいましたね・・お元気そうではありますが。

 このニュース、やはり大新聞もテレビもほとんどスルーでした。現在、四川大地震の報道で一色です。しかしね。地震とチベット問題は別問題です。地震で他の問題が帳消しになることはありません。地震の対処についての問題が上積みされたに過ぎません。

 さて、極一部のマスコミが集まり急遽記者会見が行われました。その模様が、関西ローカルテレビの朝日放送『ムーブ』(5/19)と、スカパー241のチャンネル桜『桜プロジェクト』(5/20)で報道されました。『ムーブ』については人気ブログ“ぼやきくっくり”さんで詳細が紹介されております。ついでにYOUTUBEも貼っておきました。

 で、重複するところがありますが、下記に『桜プロジェクト』の方をテキストに起こしました。そのVTRにはカット部分があり、(・・・)表記で繋げております。このカット部分については、恐らくペマ・ギャルポさんの通訳部分であると思われます。タシィ・ツゥリンさんの発言はテロップで表示されておりました。


 □長野で抗議し、逮捕されたタシィ・ツゥリンさんへのインタビュー 1/2(ムーブ)
 

 □長野で抗議し、逮捕されたタシィ・ツゥリンさんへのインタビュー 2/2(ムーブ)
 



□チャンネル桜『桜プロジェクト』(5/20) より

■亡命チベット人2世 タシィ・ツゥリンさん 記者会見 (通訳:ペマ・ギャルポさん)
平成20年5月16日(金)東京・ニュートーキョービル

ペマ・ギャルポ
「まずは皆さんにご挨拶を申し上げますよ」

タシィ・ツゥリン
「このたびは、日本の国民、政府、警察にご迷惑をお掛けしたことをお詫びし、また、感謝申し上げたいと思います。・・・拘留中に日本の皆様から沢山の手紙を頂きまして、それが大変励みになりました。このことは生涯決して忘れません。・・・日本の法律を犯さねばならなかったやむを得ない理由があったことを、申し上げたいと思います。・・・私はインドで生まれて、祖国を見たことはありません。しかし親から聞いた話で、かつてそこで何があったのかを常に自分で考え、18歳から今日まで心が落ち着いたことはありません。今、チベットで何が起きているのか、今回のことだけでも、亡くなった方々のことを思うと、いても立ってもいられず、あのような行動に及んでしまったのです。・・・日本ではチベット人が暴力的であると思っている方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。私たちはあくまで、平和裏に非暴力的な運動をしています。・・・改めて、日本の皆様ありがとうございました。」

Q:日本に来る前はどこの国で抗議活動を行っていたのですか?

「タイのバンコクで抗議活動をしていました。・・・インドとネパール、バンコク、ドイツそして日本です。」

Q:長く拘留されると思いましたか?

「最初はそうでもないと思いましたが、取調べの様子などから、長くなりそうだと思うようになりました。・・・日本の警察は私の活動についてかなり調べていたようです。その確認のようなことがありました。私は常に平和裏に活動して、やましいことはないので、その通りだと追認しました。」

Q:今回は一人で日本に来たのですか?

「一緒に活動する仲間はいますが、今回は一人で来ました。」

Q:警察はあなたの活動についてどのようなことを知っていましたか?

「私がネパールの抗議活動に参加したことは知っていました。その件については繰り返し聞かれました。」

Q:警察はあなたの活動について詳しい情報を持っていましたか?

「持っているような印象もありましたが、全く関係ない質問もされました。」

Q:あなたの活動について中国当局から情報が流れているのでは?

「日本の当局が私について特に詳しい情報を持っているとは思いませんでした。私の活動はチベット人として、何も恥じることも、隠し立てすることもないので、質問には積極的に答えました。」

Q:警察は取り調べで新しい情報を採っている様子でしたか?

「日本の警察はあくまで法律に沿って質問しているようでした。当初は、過激な行動も行っていると想定していたようですが、私が平和裏に、非暴力的に活動していると納得したうえで、釈放してくれたと思っています。」

Q:福原愛選手が、訪日した胡 錦濤主席と卓球をするのを知っていて、飛び出したのですか?

「聖火ランナーが走ると知っていただけで、どういう方かは全く知りませんでした。全くの偶然だったのです。カルマ(業)なのかもしれません。」

Q:日本での拘留期間は他国と比べ、長いのでは?

「それぞれの国の法律の問題で、比較に意味はありません。日本の法律は犯しましたが、ちゃんと罪を償い、それに沿って結論を出してもらったと思っています。」

Q:日本以外で、拘留されたことはありますか?

「オリンピックに関する抗議活動では、ありません。3月10日の決起記念日にインドで捕まり、一ヶ月間拘留されました。」

Q:当局の対応において日本と外国で違いはありますか?

「各国の治安に対する取り締まり方は、さして違いはないと思います。今回の場合は中国人たちが、後ろから挑発的なことを言ってきたので、自分の父親が刑務所から出た後、またそのような人たちがどのような目に遭ったか、急にそれを思い出して、あのような行動に出てしまいました。他国ではそこまでのことはなく、捕まることもなかったのです。」

Q:中国人たちはどのような言葉で挑発してきたのですか?

「私が習慣的によく口にしている言葉“ダライ・ラマ万歳!”を叫んだところ、後ろにいた中国人たちが“ダライ・ラマはキチガイ!”“ダライ・ラマは平和を乱す悪人!”と叫んできました。それを聞いて冷静でいられなくなりました。・・・チベット人の今日があるのはダライ・ラマ法王のお陰です。世界中の人たちが法王は平和的な方だと知っているのに、侮辱的な言葉を発したことに我慢ができなかったのです。」

Q:大地震による、北京五輪の延期論については?

「個人的な見解ですが、オリンピックより救済活動が優先されるべきだと思います。」

Q:今回の抗議活動で自分の思いが世界に伝わったと思いますか?

「自分自身の小さな目的、祖国を見たことがない私が、自分自身がチベット人であることの意味において、そして今回、多くの人たちにチベットを知ってもらえたということで、目的は達成されたと思います。」

Q:中国に対して何かメッセージは・・・

「チベット人に害を与える中国政府に怒りはありますが、中国人に対しては特別な感情はありません。むしろ、中国人とチベット人は幸せを求める同じ人間だと思います。」


三輪和雄(桜プロジェクト火曜日担当キャスター)
「お疲れのところ有難うございます。まーあのー、今日ですね、インタビューのときも質問させて頂きましたけれども、それはも非常に篤い宗教心でね、日本の警察に対しての恨み言もおっしゃらずに、もうその部分感激したんですけれども、ただチベットにこう・・平和をもたらすためにはもっとこう・・本音というか、戦法的にいろいろ思いをぶつけた方がかえっていいような気もしないではないんですが、いかがでしょうかそこらへんは」

タシィ・ツゥリン
「おっしゃる通りですが、数日前の大地震で多くの方が亡くなったことにより、私の気持ちは収まり、今は同情しています。」

三輪和雄
「それからあのー、チャンネル桜の視聴者をはじめですね、日本人であのー、そのダライ・ラマさんとは何の関係もない人たちが、チベットに、今のね、状態に心の底から同情して、長野でもですね、チベット旗を・・あれはチベット人でもなんでもなくて本当の日本人がね、チベット旗をもってあれだけ連帯を、沢山の人たちがしていたということに関して何か一言あれば」

タシィ・ツゥリン
「そもそも今回、日本に行こうと思ったのは、マレーシアで日本人夫婦の抗議行動があったからです。」

三輪和雄
「まーあのー、ともかくですねー、この威力業務妨害ということになってるんですけど、私の方のアレですると、あの程度のことで逆に10何日(20日間ですヨ、三輪さん)もですね、拘留されたかと。あのー、ま、ペマさんはご存知のように罪刑法定審議ってのがあって罪は法で定めると、いうことになってますんでね、諸外国に比べてどうかということを伺ったんですけども。私も長野に行きましたけれども、まーあのー、彼が挑発されて怒ったように、あれだけチャイナの人間がもう傍若無人にね、やってたと。で、警備も明らかに中国側を守る警備で、チベットの旗を持った人をむしろ規制するという、こういう日本のあり方はどうだったでしょう。」

タシィ・ツゥリン
「長野に着いた時には、中国支援者が多くいるように見えましたが、命令されたり、お金を貰って来ている中国人に対して、よく見ると、チベットを支援してくださる日本人の方々は心からの応援をして下さっていました。日本人の皆様のお陰で、とても心強く感じられました。」

三輪和雄
「どうも有り難うございました」




 ※ 桜の方のVTRを見ての印象ですが、タシィさんの熱のこもったお答えの様子やその言葉の多さからすると、テロップがとても簡略化されていて、本当はもっと言葉があったんじゃないかと、もっと詳しい通訳が欲しかったなと。チベット語が分からない筆者にはどうにも歯がゆい思いでした。

 釈放されたこの当日に急遽、ほんの数時間を東京での記者会見に費やし、翌朝早々に台北へと帰られたそうです。その後、台湾でも記者会見などがあったなら、それもぜひ聞いてみたい。

 「国のために自分に何ができるかを常に考えて生きている」「18歳から今日まで心が落ち着いたことがない」とおっしゃるタシィさんは、本当なら、あの中国によるチベット侵略という悲劇がなかったなら、今ごろチベットのどこかで平和に暮らせたはずなのです。こんな遠くの外国で逮捕されたり記者会見をすることもない、同胞に囲まれ些細なことに夢中になって生きていられたはずなのです。そして今、世界中に散らばるチベット人のほとんどの人たちが、タシィさんと同じ思いで耐えているのかと思うと何とか助太刀してあげたい、してあげたいが・・。

 現実の日本国政府はというと・・。あの長野でタシィさんを地面に押さえつけ羽交い絞めにした。筆者には、あの姿が、中国に羽交い絞めにされる日本国に見えて・・・。

 北京五輪に拘るあまりに、今、中国は四川大地震にも苦しめられているように見えます。しかし、本当に苦しめられているのは中国人民です。タシィさんのおっしゃるように、中国人もチベット人も日本人も幸せを求める同じ人間なら、あの閉鎖的で残忍な中共政府を早く崩壊させたい。そのためにも今だ目覚めぬ日本人と日本政府の軌道修正を急がせたい・・。うううう。。。
 

 
 
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【2008/05/21 05:19】 | 【Free Tibet】 | トラックバック(0) | コメント(4)
<<福田政権に退陣を要求する | ホーム | あーした天気になーーーれ>>
コメント
長野の聖火リレーを私は見ていないので、日本の知人に「どうだった?」と訊くと、普段保守的な人ですが「日本の警察は立派だった。聖火を襲う妨害者を厳重に取り押さえて、聖火を止めることなくリレーを続けられた。」という主旨のことを言い、タシィさんのような方々には悪感情を持っているようでした。それでテレビでは、彼らが怒っている事情などはほとんど報道していなかったのだとわかりました。私が中国の振る舞いに怒っているのを知り、その知人は混乱して、「妨害者」が中国人だと思ってしまうくらい予備知識がなかったのです。
これだけ世界的に注目されている出来事なのに、『ムーブ』や『桜プロジェクト』のような番組を他局が作らないというのは、日本のテレビ局の怠慢です。大事な証言の書き起こしを有難うございます。
よく、世界の学力調査で日本は何位とかやっていますが、学力以前に、社会情勢に疎い無知な日本人が増産されている方が深刻ではないかと思います。
【2008/05/29 08:11】 URL | milesta #S4B2tY/g[ 編集]
milesta様

>タシィさんのような方々には悪感情を持っているようでした。
うわー。ショックです。マスコミの扇動は成功していたということですね・・。なんとぼんやり世界を見ていることか。地上波の報道だけを見ていたとしても、多少の違和感を持てたんじゃないかと思っていたのですがガックリです。
昨夜団塊世代のおばさんたちの会話に遭遇したのですが、中国に対する恐怖感に顔をこわばらせていました。立場上、チベット問題についてはどうなのかとか突っ込んで聞けなかったのですが、認識は明らかに以前とは変わってきたと思っていたのですが・・。ほんとにマスコミ、どうにかできないものか。「マスコミは信用できない」と言い続けるしかないのか・・。
【2008/05/30 07:13】 URL | 娑婆妥場 #3.a9MHK6[ 編集]
ショックでしょう?私も驚いて絶句してしまいました。その人は忙しくてテレビはニュースを見るくらいの人で、スポーツ観戦は大好き。オリンピック特集のような番組だけを見ていれば、中国を非難するような内容は流れてこないのでしょう。

ネットでもあるんですよ。あるブログでは、たとえチベットから中国が撤退しても一般チベット人が僧侶たちに搾取・弾圧されるだけだ、とか、中国がチベットを経済的に豊かにしたのだからチベット人もこれを望んでいる、とか、中国政府の言い分を丸々信じているような文章もありました。ネットで何を見ているの?と言いたいけれど、私だって護憲派のブログなどは普段見ていないし、政治ブログには近寄らないという人だっているでしょう。ネットユーザーの情報収集も万全じゃないのですよね。
【2008/05/31 00:54】 URL | milesta #S4B2tY/g[ 編集]
milesta様

>一般チベット人が僧侶たちに搾取・弾圧される
何という認識でしょう!?同胞のチベット人僧侶たちにですか!?・・これは確信犯ブログでは???あまりに無理があるかと。しかしネットユーザーの情報収集も本人のもてる時間と興味如何ですからね、どこまで広げられるか限界がありますね・・。
護憲派ブログを閲覧すると、あまりの論理崩壊に頭がクラクラしますね。結論ありきで不都合な真実は完全無視、SFも顔負けの展開で「そこのけそこのけ護憲派が通る」ですよ。

ところで今朝のBBCで中国の被災民へのインタヴュー、笑顔を浮かべた中国人の「あとは神のおぼし召し・・」発言を流していました。もうビックリです。中共の用意した工作丸出しでした。シャロン・ストーンへのバッシングといい、欧米の報道もおかしくなっているように思います。いったい世界は中国をどうしたいのでしょう。
【2008/05/31 06:39】 URL | 娑婆妥場 #3.a9MHK6[ 編集]
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日本の近現代史の中から、主に感動エピソードを拾い集めてみたい。ゆっくりゆっくりですが。個人的には備忘録(メモ)のつもりです。

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この道を、どんな日本人が歩いていたんだろうと、ついつい想いを巡らせてしまう今日この頃です。
いろんな感動エピソードに出会ったけれど、記憶力が悪く片っ端から薄れてしまうので、思い切ってブログに挑戦することにしましたとさ。

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