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世界の識者が見た東京裁判
※先日、拙ブログにて取り上げた「マンモハン・シン・インド首相の国会演説」の中で、パール判事についての言及がありました。それは、日本人にとって忘れてはならぬエピソードのひとつ・・・筆者はつい本棚の中から『パール判事の日本無罪論』を手に取り、パラパラと読み返していました。

 東京裁判については、いまだに賛否両論があること自体が筆者には不思議でなりません。完膚なきまでに焦土と化し敗戦した日本には、あの時点であの一方的な裁判に甘んじるほかなかっただろうが、後々まで今もなお踏襲し続ける理由がどこにあるのだろうか。

 裁判自体が間違いであったと、その裁判側の最高司令官までもが認めているのだから、にっこり笑って「そうですね」と胸を張っていればいいのではないか。いまだに水に流せないでいるのは、日本の態度、姿勢に問題があるように思います。

 少しだけ、『パール判事の日本無罪論』の中から引用させて頂きます。


□ 「パール判決文より」
 復讐の欲望を満たすために、たんに法律的な手続きを踏んだにすぎないというようなやり方は、国際正義の観念とはおよそ縁遠い。こんな儀式化された復讐は、瞬時の満足感を得るだけであって、究極的には後悔をともなうことは必然である。

□ 靖国神社 パール博士顕彰碑 碑文

 ラダ・ビノード・パール博士の顕彰碑

 時が熱狂と偏見とをやわらげた暁には  

 また理性が虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には

 その時こそ正義の女神はその秤を平衡に保ちながら 

 過去の賞罰の多くに

 そのところを変えることを要求するであろう

□ 世界の識者が見た東京裁判
● ダグラス・マッカーサー(米・連合国最高司令官)
 日本は、絹産業以外には、国有の産物はほとんど何も無いのです。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い、錫(すず)が無い、ゴムが無い。その他実に多くの原料が欠如している。そしてそれら一切のものがアジアの海域には存在していたのです。
 もしこれらの原料の供給が断ち切られたら、一千万から一千二百万の失業者が発生するであろうことを彼らは恐れていました。したがって彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。
(1952年5月3日、米国議会上院の軍事外交合同委員会の答弁にて『東京裁判 日本の弁明』より)

● C.A.ウィロビー将軍(米・GHQ参謀第二部長)
 この裁判は歴史上最悪の偽善だった。こんな裁判が行われたので、自分の息子には軍人になることを禁じるつもりだ。・・・(なぜ東京裁判に不信感を持ったかと言えば)日本が置かれていた状況と同じ状況に置かれたならば、アメリカも日本と同様戦争に訴えていたに違いないと思うからである。
(東京裁判終結後、離日の挨拶に訪れたレーリング判事に対する言葉・ベルト・ファン・A・レーリング『The Tokyo Trial and Beyond』)

● ベルト・ファン・A・レーリング判事(蘭・東京裁判オランダ代表判事)
 国際裁判所が、正義に基づいて処罰を加えることを求められているにもかかわらず、自ら正義の法理を適用しているか否かを審査する機能や義務さえ与えられないで、単に戦勝国の最高司令官の定めた法規を適用しなければならない。かようなことを本裁判所が認めるとすれば、それは国際法のためにこのうえなく有害なことをしたことになるだろう。
(『勝者の裁き』)

● ウェッブ(オーストラリア・東京裁判裁判長)
 私は日本が九千万人の住む小さな土地で耕作できる面積はそのうち十五%にすぎず、外部から激しい貿易制限や規制を受けていたとの弁護士の論述に多くの正論と酌量の余地を認めた。私は米国なり英国なりが同じような状況におかれたらどのように反応したか、それどころか国民がどのような反応をすることを望んだか考えてみた。米国も英国も日本が1941年におかれたような状況におかれれば、戦争に訴えていたかも知れないのである。
(『天皇の陰謀』)

《政治家ほか》
● ハーバート・フーバー(米・元大統領)
 もしわれわれが日本人を挑発しなかったならば決して日本人から攻撃を受ける様なことはなかったであろう。
(『東京裁判 日本の弁明』)

● チャールズ・リンドバーグ(米・飛行家・大佐)
 ドイツ人がヨーロッパでユダヤ人になしたと同じようなことを、われわれは太平洋でも日本人に行ってきたのである。・・・地球の片側で行われた蛮行はその反対側で行われても、蛮行であることには変わりが無い。『汝ら人を裁くな、裁かれざらん為なり』。この戦争はドイツ人や日本人ばかりではない、あらゆる諸国民に恥辱と荒廃をもたらしたのだ。
(『リンドバーグ第二次大戦日記(下)』)

● エドウィン・O・ライシャワー博士(米・元駐日アメリカ大使、ハーバード大学教授)
 軍事法廷はかく裁いた。だが歴史は、それとは異なる裁きを下すだろうことは明らかである。
(『将軍の裁判 マッカーサーの復讐』日本版裏表紙に寄せた文章より)

● 毛沢東(中・中国共産党主席)
(昭和39年、社会党の佐々木更三委員長が、毛沢東主席に「中国国民に多大の損害をもたらして申し訳ない」と挨拶したところ)
 何も申し訳なく思うことはありませんよ、日本軍国主義は中国に大きな利益をもたらしました。中国国民に権利を奪取させてくれたではないですか。皆さん、皇軍の力なしには我々が権利を奪うことは不可能だったでしょう。
(『毛沢東思想万歳(下)』)

● 小平(中・中国共産党副主席)
 日本は中国を助けたことになっている。・・・日本が蒋介石を重慶まで押し下げてくれたので、我々は日本軍の後方に広がった。・・・皆さんだけを責めるのは不公平だと思う。
(「中国との友好交流20年の感想」三岡健次郎 平成7年6月30日 中国政経懇談会)

● K・R・ナラヤナン(インド・大統領)
 博士の有名な反対判決は、勝者側の偏狭なナショナリズムと政治的復讐とを退け、それよりも平和そして国家間の和解と親善のために努力すべきことを説いた、感銘深い呼びかけでありました。博士はまた、そのように行動されたことにより、インドと日本との友好と理解のシンボルとなったのであります。
(1997年10月16日 京都のパール博士顕彰碑建立の際に寄せたメッセージ)

《法律専門家・学者》
● プライス(米・陸軍法務官)
 東京裁判は、日本が侵略戦争をやったことを懲罰する裁判だが、無意味に帰すからやめたらよかろう。なぜならそれを訴追する原告アメリカが、明らかに責任があるからである。ソ連は日ソ中立条約を破って参戦したが、これはスターリンだけの責任ではなく、戦後に千島・樺太を譲ることを条件として、日本攻撃を依頼し、これを共同謀議したもので、これはやはり侵略者であるから、日本を侵略者呼ばわりして懲罰しても精神的効果はない。
(1945年12月のニューヨーク・タイムズ紙にて 『東京裁判の正体』)

● カール・ヤスパース(独・哲学者)
 私はどう考えても、一つの民族だけが、戦争の責罪を負わなければならない義務はないと思う。“自分に罪は無い”などと言うのは、薄っぺらで、ごまかしの道徳意識だ。これこそひとりよがりというものだ。その証拠には、彼らはすでに、次の戦争の準備をし、これを促進しているではないか。
・・・いっそ明白なる暴力の方がましである。その方が正直で我慢しやすい。そこに存在したものは戦勝国の強権ばかりであった。それは人類の将来の平和のために、無益なばかりか、極めて有害な存在となった。
(『戦争の責罪』)

● ジョージ・フリードマン教授(米・ディッキンソン大学)
 まともで教育のある人びとがなぜパールハーバーを攻撃する道を選んだのか。こういうことを理解せずに、ただそれを非難する人びとがいる。彼らこそが戦争をもっとも起こしやすい人びとなのだ。当時の日本の指導者たちをモンスターにしたり、日本の置かれた悲劇的な立場を考えもせずに発言する人びとを英雄視したりしても、何の解決にもならない。解決どころか、このような態度そのものが問題なのだ。
(「パールハーバーを忘れるな」『VOICE』19991年12月号)






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【2007/04/16 23:49】 | 【昭和】占領下 | トラックバック(0) | コメント(3)
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はじめまして^^

私のニュースブログで
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これからもよろしくお願いいたします^^
【2007/04/17 00:26】 URL | 今日の出来事に一言 #-[ 編集]
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こちらの記事を紹介させて頂きましたので
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これからもよろしくお願いいたします^^
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日本の近現代史の中から、主に感動エピソードを拾い集めてみたい。ゆっくりゆっくりですが。個人的には備忘録(メモ)のつもりです。

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Author:娑婆妥場
この道を、どんな日本人が歩いていたんだろうと、ついつい想いを巡らせてしまう今日この頃です。
いろんな感動エピソードに出会ったけれど、記憶力が悪く片っ端から薄れてしまうので、思い切ってブログに挑戦することにしましたとさ。

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